近い将来、民間企業が打ち上げる人工衛星が社会に大きな変革をもたらすかもしれない。そんなニュースを各メディアで目にすることが増えてきました。
もっとも注目を集めているのは、イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業・米スペースXの「スターリンク」です。何千機もの人工衛星を打ち上げて、世界中に余すことなくブロードバンド通信を提供しようとするサービスで、2022年2月にロシアの侵攻でウクライナに大規模な通信障害が発生した際も、衛星からすぐ通信網をつないだことが話題となりました。
同じように、現在各国の民間企業が何百、何千、場合によっては何万機もの人工衛星を宇宙に飛ばす計画を発表しており、10年後に人工衛星はインターネット級の新しいインフラになっているのではないか、と期待の声もあがっています。
最新の人工衛星によって、私たちのスマホのある暮らし、働き方はどのように変化するのでしょうか。宇宙システムによってさまざまな社会課題の解決に取り組んでいる慶應義塾大学大学院の神武直彦教授に話を伺いました。
加えて記事後半では、「人工衛星✕スマホ社会」はどのようなものになっていくか、アイキューブドシステムズ社員でもディスカッションしてみました。
神武 直彦(こうたけ なおひこ)さん
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授
同大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団(現JAXA)入社。H-ⅡAロケットの研究開発と打ち上げ、人工衛星及び宇宙ステーションに関するNASAやESAなどとの国際連携プロジェクトに従事。2009年より慶應義塾大学に勤務。システムデザイン・マネジメントによる社会課題解決に関する研究に従事。宇宙システムを活用した数多くのプロジェクトを手がけ、宇宙開発利用大賞審査員など内閣府、経済産業省、総務省、文部科学省の各種委員を務める。著書に『いちばんやさしい衛星データビジネスの教本』(2022年、インプレス)、『位置情報ビックデータ』(2014年、インプレス)など。
近年注目の「人工衛星」ビジネスとは
——最新の人工衛星は、これまでとは何が違うのでしょうか?
神武先生:10、20年前までの人工衛星といえば、その多くがNASA(アメリカ航空宇宙局)やJAXA(宇宙航空研究開発機構)、ESA(欧州宇宙機関)といった機関がその国の政府や他の国から委託されて打ち上げたものをみんなで使うイメージでした。開発期間や予算も、1トンくらいの人工衛星を開発に約5~10年かけて百億〜数百億円で打ち上げる、というのが一般的でしたね。
しかし、近年は科学技術の発達とコモディティ化(※)によって、高機能で小さな人工衛星を安く作れるようになり、人工衛星の民主化が急速に進んできました。コンピュータの計算能力やセンサー能力など、いろんな性能が小型化していった結果、ある程度の目的なら机に乗るぐらいのサイズでも果たせる、そんな衛星が作れるようになってきたんです。
——そんなに小さいんですか。
神武先生:例えば、観測衛星の分野で世界を牽引しているPlanet. Labsの衛星の場合、機体は弁当箱くらいの大きさですからね。
そうなると、今まで1機しか作れなかった予算で100機作れるようになります。極端な話、100機打ち上げれば1、2機壊れても残りの98機が動くので、安定して地球全体のデータを取ることができる。小さな衛星を大量に打ち上げてデータをやり取りする手法が主流になり、お金を持ってない国や民間企業が次々と衛星事業に参入できるようにもなりました。
神武先生:あとは「衛星データの民主化」が起こったのも大きいです。AIやビッグデータ分析のように、衛星データを使ってあらゆる分野に活用できる技術、そしてその技術に関わる人が増えてきました。衛星の使い道が増えてきたことで、プレイヤーも増えてきている、というのが今の傾向だと思います。
また、巨大な企業や国は、数百機、数千機と打ち上げることで大型の衛星と同等、もしくはそれ以上のサービスができるようになってきました。アマゾンのジェフ・ベゾス氏やイーロン・マスク氏といったIT業界のスタープレーヤーも参入し、従来の宇宙業界にはなかったアイデアや技術が導入されるなどして、衛星の開発や打ち上げにかかるコストがさらに下がっていきます。
結果、今や1機あたり数億円、場合によっては数千万円でも衛星を打ち上げられるようになってきました。「リーマンサット」(サット=人工衛星)と呼ばれるように、サラリーマンで週末に集まって人工衛星を作ろうとする社会人サークルまで現れる、そんな時代になりましたね。
——すごい、本当に「衛星の民主化」が始まっているんですね。
神武先生:衛星の数も、数年前までは地球の周りを飛んでいる人工衛星を全部あわせても1万機弱でしたが、最近は毎年千、2千機も打ち上がるなど、爆発的に増加しています。
神武先生:もはや衛星を打ち上げることは当たり前で、その後どういうデータを取るか、どういう性能を搭載してどのようなサービスを地球上に展開するか……このあたりが衛星開発における差別化の焦点になっています。
人工衛星によってスマホ社会はどうなるか
——これだけ数が増えている人工衛星によって、私たちの社会にはどのような価値がもたらされるのでしょうか。
神武先生:私たちの生活に関わりが強い主な人工衛星の種類を挙げると、次の3つになります。
・観測衛星(「気象衛星ひまわり」のように地球上の自然現象や社会行動を観測する)
・測位衛星(GPSや準天頂衛星のように地球における現在位置を教えてくれる)
・通信衛星(テレビ用のBS、CS衛星のようにデータ通信を行う)
特に爆発的に数が増えて状況が変わりつつあるのが「観測衛星」と「通信衛星」なのですが、これらの人工衛星によって次の3つの変化が訪れるでしょう。
・宇宙から鳥の目のように、昼でも夜でもいつでも高精細に、地球を見ることができるようになる(観測衛星)
・人やモノの位置や動きを、屋外であればいつでも精度よく把握できるようになる(測位衛星)
・地球上であればどの場所にいても、いつでもコミュニケーションができるようになる(通信衛星)
——なぜそのようなことができるように……?
神武先生:従来の観測衛星は、例えば東京に災害が発生して地表の最新情報が欲しかったとしても、衛星がその上空を通っていなければすぐ取得できませんし、データが地上に送られてからも分析に時間がかるなど、意味のある情報として手にするまでには数日かかっていました。
しかし、衛星の打ち上げコストが下がったことで、世界中のどの場所でも常に衛星が上空を飛んでいる状況が作れるようになりました。さらに、以前は天気の悪い日は雲が邪魔で観測できませんでしたが、今は機体からレーダーを発する「SAR衛星(※)」の登場によって、昼夜天候にかかわらず雲を透かして地表を観測できるようになったのです。
——世界のどの地点のデータも、欲しいときにすぐ手に入るわけですね。
神武先生:通信衛星も同じく、どの地点でも上空に衛星が存在するようになることで、地上に電波を発信する基地局を建てるのが難しかった地域でも、いつでもどこでも通信できる時代がやってきています。
測位衛星も、これまではアメリカのGPSやロシアのGLONASSを世界各国で使っていましたが、今ではヨーロッパの「ガリレオ」、中国の「北斗」、日本の準天頂衛星「みちびき」のように各国が打ち上げるようになりました。軌道上に30、40機程度しかなかったものが150機ほどにまで増えたので、その分、位置測定の精度も非常に上がり、対象がどこにいるのかも瞬時に捉えられるようになってきたのです。
そして本題の「スマホ社会でどのような変化が起こるか」ですが、具体的には次のようなことが考えられます。
神武先生:オーストラリアやニュージーランドなど、国土に対して人口が少ない地域は通信のための基地局を建てる費用対効果が小さいんです。さらに、山奥や僻地など物理的に基地局を建てるのが難しいなど、世界にはスマホが繋がらなくなるエリアがいっぱいあります。
日本にいるとピンと来ないかもしれませんが、衛星によってそうした地域も含めて全世界で携帯がつながるようになるのは非常に画期的なんです。お金を持っている人しか情報を得られなかった地域でも、みな等しく公平にデータを得られて発信できる。そんなデータやテクノロジーの民主化が起こります。
神武先生:例えば災害時にどこに人が集まっているかを測位衛星などを使ってスマホの位置情報から把握できたとしても、「なぜそこにいるのか」という“Whyの部分”がわからないんです。
そこにSNSや検索サービスに入力されたキーワードの情報を掛け合わせて対象となる地域の人の心境やその変化を読み取ることで、「この辺りは水を必要としている人が多いから、この後、最寄りのコンビニに多くの人が移動するかもしれない」など次の動きを予測し、的確な対応ができるようになります。
衛星からの空間情報とスマホからの内部情報を掛け合わせることで、未来を予測する。そんなことが可能になりつつあります。
神武先生:今はスマホの計算能力、処理能力も上がっています。従来だったら衛星データを一度スーパーコンピュータやPCで分析、処理してからスマホに送らなくてはいけなかった情報も、ある程度はスマホ上、もしくはスマホを介してクラウド上のコンピュータで処理できるようになってきました。
スマホ1台さえあれば、現在の街の空気汚染の状況を把握したり、これから向かう先の様子を予測したりすることが、より高い精度でリアルタイムにできるようになる。さらに、スマホが衛星データを自動的に処理して、1人1人にパーソナライズ化された天気予報を届けてくれる、なんて時代もやってくるかもしれません。
みんなの生活の課題が、イノベーションを生み出す
——最後に、人工衛星のサービスが普及していくであろうスマホ社会を生きる読者へメッセージをお願いします。
神武先生:先ほど人工衛星が社会にもたらす「3つのできること」を紹介しましたが、これらを活用して自分の生活における課題をどう解決できるかを考え、議論し、やってみることが新しいイノベーションを生む上で重要になってきます。
私は、GPSや準天頂衛星「みちびき」などの測位衛星を受信するデバイスでラグビー選手の試合中のパフォーマンスを測り、それを活用する取り組みやそのアドバイスをしているんですが、ある日、ある畜産農家さんが「ラグビーの日本代表のリーチ・マイケル選手のコンディションを人工衛星で管理できるなら、うちの放牧牛のハナコちゃんのコンディションもできるだろうから、一緒にやってくれませんか」と、連絡を下さいました。そこから、いろいろな議論を経て、現在では放牧牛のコンディションを管理を行う政府のプロジェクトとして大きな取り組みになったりもしています。
それぞれの領域の人が私ごとから、人工衛星の「3つのできること」でどうしたいのか考えると、宇宙の専門家じゃ思いつかないアイデア、チャンスを可視化できると思います。もっとスマホや人工衛星、宇宙の技術やデータを使って世の中をどんな風によくできるのか、ぜひみなさんも一緒に考えていきましょう。
——一人ひとりが身の回りの課題から考えていったほうが、多様なアイデアが生まれそうですもんね。
神武先生:もう1つ大事なのは、人工衛星による強みがデメリットになることもあるということ。正しく使えば災害に遭っている人たちを助けられるけれども、プライバシーを侵害してしまうこともあるなど、上空から見られたくないものを見られてしまう恐れもあるわけです。
——確かに。今日お聞きしながら、「悪用されたら怖いな」と思う場面も少なからずありました。
神武先生:人工衛星に限らず、日常生活で便利なものは強みがデメリットになることがほとんどです。例えば、包丁は料理で食材を切るには欠かせないモノですけれど、人の命を奪えるほどの殺傷能力も備えています。それでも「包丁は危ないからこの国から撤廃しましょう」とならないのは、社会にそれをどう使うべきか共通認識があって、その通り振る舞う人がほとんどだからですよね。
実際に人工衛星の悪用を防ぐための技術やルールはある程度あって、日本でも2017年に衛星リモートセンシング法が施行されました。それを一部の国だけでなく、こうした規範をいかに国際標準にしていけるか、課題はまだまだ残っています。
宇宙の技術に不安になることもあるでしょうが、どうすればメリットをうまく活用しながらデメリットを抑えられるのか、社会全体で考えていくことが必要です。
早速みんなで「人工衛星✕スマホ社会」について考えてみた
人工衛星の可能性を広げ、正しく使っていくためには、常日頃から私たちで考えていくことが大事だーー。
ということで、早速アイキューブドシステムズのメンバーで、人工衛星でどんな課題が解決されるとうれしいかディスカッションしてみました。
参加メンバー
稗田(ひえだ。画面右下):営業本部 営業部/40代/なるモ編集部メンバー。人工衛星によって自動運転や気象観測がどこまで発展するのかワクワクしている。
櫻井(さくらい。画面左下):営業本部 営業企画部/30代/なるモ編集部メンバー。テスラ所有者なのでイーロン・マスクのスペースXにも密かに興味あり。
粟田(あわた。画面左上):営業本部コンサルティングサービス部/40代。話題の人工衛星ビジネスに興味津々。そして「宇宙人は絶対にいる」と信じてやまない。
——みなさんは、人工衛星を使ってどんなサービスが実現したらいいと思いますか?
稗田:子育てしていて、すごく交通事故が怖いんですよ。あんまり信号を見ていないドライバーも多いですし、家の周りも交通量が多くって。
櫻井:わかります。うちの保育園の前も車の行き来がなかなか激しいので、いつ子どもが飛び出してぶつかってしまってもおかしくないな、と心配です。
稗田:テスラのように、車ももはやスマホと同等の「持ち運べるコンピュータ」、デバイス化してきているじゃないですか。だから通信衛星と測位衛星によって車が全部自動運転になってほしいですね。
櫻井:カーナビも、「ここを曲がってください」と言われて曲がってみたら工事中で進めない、みたいに突発的な交通情報にはまだ対応できていないですよね。人が一斉に出かける日こそ渋滞や事故も発生しやすいのに、予定通りいかないのがストレスで。車の移動に必要な情報がリアルタイムでアップデートされるようになったらうれしいです。
稗田:あと、測位衛星で思ったのは迷子や探しものサービス。昔、旅先で猫が行方不明になったことがあったんです。家族総出で探しても見つからず、別れまで決意した末になんとか見つかったんですけど、あのときの悲しみが忘れられなくて。
猫の首輪に専用の信号を出すマイクロチップなど付けて、衛星でミリ単位でどこにいるかわかるようになったらめちゃくちゃうれしいですね。
櫻井:数年前に子どもが山奥で迷子になってしまったニュースが世間を騒がせていましたが、子どもや老人の場所がいざというときに探せる仕組みも衛星で実現するとすごくいいです。
粟田:弊社でも運送会社にいろんなモノを運んでもらいますが、担当部署から「運行管理」で苦労している話をよく聞くんですよね。
ドライバーさんには労働基準法に則って、一定時間運転したら休憩を取ってもらわなくてはいけないのですが、そうした運行情報はドライバーによる自己申告制になっている。ちゃんと労働基準法を遵守して運転しているか、こちらで管理も難しければ、公に示す方法もあまり存在しないのに悩みを抱えているんです。
櫻井:結構大変みたいですね。ドライバーさんもご本人の意思と関係なく渋滞とか起きるじゃないですか。数時間おきに休憩してくださいと言われても、渋滞中に道路のど真ん中で休むなんて無理な話ですし、遅れた分をどう調整するかというと、休憩時間を削って運転したりスピードを上げるしかなくなる。
粟田:そこを人工衛星によって車の運行情報が正確に取れるようになったらいいですよね。なおかつ、運行データを公に出していく仕組みが安価でできるようになったら、なかなか運行管理に設備投資できない中小企業やバス会社も大いに助かるのではないでしょうか。
稗田:ドライバーがどんなルートを通っても通信が途切れないことが重要だから、通信衛星が網羅的に打ち上げられることも大事ですよね。
粟田:あと、人工衛星はそのまま弊社のサービスに活かしていくこともできそうです。
アイキューブシステムズでは、社用スマホを紛失してしまったときにロックをかけるなど、モバイル端末を遠隔操作できる「モバイル管理アプリ」を提供しているわけですが、遠隔操作はモバイルネットワークに頼っているため、紛失した端末が圏外にあったり、SIMを抜かれてしまったりしたときは無力になってしまいます。
そこを人工衛星を使って端末とダイレクトで通信できるようになったら、圏外になる状況はほぼ無くなるのでは。加えて、紛失した端末の位置情報もより精度があがるでしょうし、サービス上で衛星写真をどんどんズームアップして「今ここに落ちてます」と現在の状況がリアルタイムで分かる、なんて機能も実装できるかもしれません。
粟田:人工衛星を便利に使うなら、常時制限なく情報を取れていた方が、有事の際に速やかにデータが使えるのでいいとは思います。ただその反面、いつどのような情報が取得されているのか意識をしないとわからない、というのも問題です。
自分の情報を取得される、利用されることに社会の人々がどうやって許諾/拒否の意志を示すか、合意形成がとても大変だと思いました。
稗田:日本政府がマイナンバーカード普及のためにやったときのように、 承諾したら2万ポイントもらえます、みたいな施策が展開されるんでしょうか。でも2万円ぐらいで個人情報を売ることになるのは、さすがに……。
粟田:人工衛星が取得した情報を、段階的にマスクできるかどうかもポイントだと思います。例えば取得した位置情報には、個人の属性を示す情報は全く含まず、単純にAという人がある地点からどう動いたか、行動データだけが含まれている。最終的にはAであることを示す情報も破棄されて、次回以降の利用とは紐づかなくなる、みたいに。
櫻井:すでに大手キャリアが位置情報をマーケティング商材として展開していますが、人工衛星によって取得できる個人情報の範囲はますます広がってきますよね。そんなとき倫理感の方が勝る文化圏なら世論から反対意見が出るでしょうけど、世界的に見るとそうではない国もあるわけで。どうすれば人の尊厳を守れるのか、すごく悩ましいと思いました。
稗田:とりあえず、技術よりも先に法整備がなされるといいなとは思いますね。あとは、池上彰さんのような社会問題をわかりやすく広く伝えられる有識者や著名人にも、人工衛星のメリットとデメリットについていっぱい話してもらいたいです。
櫻井:私の場合は「人工衛星によってこんな社会が来るんだよ」というのを娘にちゃんと教えようと思いました。できれば教育現場で取り扱ってもほしいけど、結局物事に対して倫理的にどう判断するのかは人間個々の基準が重要だと思う。その判断基準を養い、社会でコンセンサスを取るためにも、最終的にはみなさんにも知ってほしいですね。
——みなさん、等身大かつ熱い議論をありがとうございました! 最後に、みなさんの議論について神武先生から総評コメントもいただきました。
神武先生からの総評
2009年に約1%であった日本スマホの普及率が2022年には約95%にまで増え、人々の社会生活になくてはならないものになっています。一方、人工衛星は天気予報やスマフォの経路案内など間接的な利用を含めると既に100%の方に利用されています。 しかし、それを多くの方が認識しているとは言えず、このような機会に、普段人工衛星やそのデータについて考えることが少ない方が私ごととして考えられたことは面白く、意義があることだと感じました。このようなことが定常的に行われることが大切だと思います。
取材・文:黒木貴啓/ノオト アイキャッチ・図版:サンノ 編集:本田・木崎/なるモ編集部、伊藤駿/ノオト